2025年2月20日 中建日報 広島県コンクリート診断士会 床版取替工事の事例など学ぶ 第62回定例会 | プレス情報 | 広島県コンクリート診断士会

2025年2月20日 中建日報  

広島県コンクリート診断士会 床版取替工事の事例など学ぶ  第62回定例会

2025年2月20日 中建日報 広島県コンクリート診断士会 床版取替工事の事例など学ぶ 第62回定例会 | 広島県コンクリート診断士会
 広島県コンクリート診断士会(竹田宣典会長)は14日、第62回定例会を広島市中区で開き、会員約30人が参加。特別講演では、広島高速道路公社の担当者が広島高速1号線の床版取替工事に関する事例を紹介。極東興和からは継手部の配筋を省いたプレキャストPC床版の接合技術が解説された。
 定例会は、会員の技術向上や親睦を目的に2011年の発足以来継続的に開いているもの。竹田会長(広島工業大学)は冒頭のあいさつで埼玉県八潮市の道路陥没事故に触れ、「下水道管の劣化は以前から問題になっているが、気が付かないうちに劣化が進んでいることが多く、今後はわれわれ診断士の出番も増えてくるだろう。ぜひ組織としての力を発揮していければ」と述べた。
 この日の特別講演は、「広島高速1号線の床版取替工事」がテーマ。広島高速道路公社保全課の梶谷裕人氏は、22~24年度に実施した3橋の床版取替工事について、工事の手順や工事概要、今後の課題などを説いたほか、極東興和の三原孝文氏は、これらの工事でも採用された「エルスジョイント」のポイントを解説。床版を充填材料のみで接合することで、安全性・耐久性・走行性を損ねることなくループ接手の課題を解決する技術で、従来工法と比較して施工性や生産性、維持管理性などにも優れるとした。
 このほか、昨年10月に鳥取市で開かれた「中国5県コンクリート診断士会協議会」の参加報告なども行われた。
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