2024年11月1日 中建日報 　

コンクリート診断士の地位向上に向けた方策などを議論する「中国５県コンクリート診断士協議会」が10月25日、鳥取市市民交流センターで開催された。主催は、鳥取県コンクリート診断士会（鶴石健治会長）。
　協議会の冒頭では、鶴石会長（やまこう建設）が「コンクリート診断士の地位と技術力を向上するためには、５県での情報交換と結束が必要」と強調した。
　この日の議題は、今年９月に広島市で開かれた中国地方整備局との「第４回意見交換会」について。意見交換会では、各県の診断士会が日頃の事業活動内容などを報告したほか、老朽化状況や補修事例等の最新状況を共有しており、この日の協議会では次回以降の意見交換会の進め方について議論した。
　また、各県で開催している研修内容を他県と共有し、さらなる技術力向上を図る方針を確認。鳥取大学の黒田保教授を交えた情報交換会も開かれるなど、活発な質疑応答がなされた。