2024年8月29日 中建日報
広島県コンクリート診断士会 竹田新会長が「予防保全」語る 第59回定例会
広島県コンクリート診断士会(竹田宣典会長)による第59回定例会が27日、広島市中区で開催され、6月に新会長に選出された竹田会長(広島工業大学)が特別講演の講師を担当。実会場とオンラインで参加した約40人の会員らが「コンクリート構造物の予防保全」の話に耳を傾けた。
同会では会長交代後、1回目の定例会では新会長が講師に立つことが恒例となっており、竹田会長は簡単な自己紹介ののち、「かなり活発な活動をしている会なので忙しくなると思うが、会員の皆様のレベルアップや情報交換、仕事にもつながる活動ができるよう頑張りたい」と述べた。
特別講演では、予防保全をテーマにその定義や効果に関する調査結果などを取り上げ、最新の補修技術についても紹介。「適切な点検・補修を行えば、コンクリート構造物を長生きさせることが可能になる」と強調した。
このほか、賛助会員による技術紹介の時間も設けられ、建設化学品メーカーであるポゾリスソリューションズ土木事業部の福家厚仁氏が「SIKA・ポゾリスの補修工法の紹介」と題し、断面修復工、ひび割れ補修工、表面被覆・剥落防止工などで活用できる各製品について詳しく説明した。