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2024年10月3日 中建日報  

整備局と5県診断士会  老朽化状況や最新事例を共有  第4回意見交換会開く

2024年10月3日 中建日報   整備局と5県診断士会  老朽化状況や最新事例を共有  第4回意見交換会開く | 広島県コンクリート診断士会
 中国地方整備局と中国5県のコンクリート診断士会による意見交換会が30日、合同庁舎内で開かれた。会合では、各診断士会が個別に展開している技術研修会や外部への講師派遣、診断士育成に向けた受験対策講座などの事業を報告したほか、管内における橋梁・トンネルの状況や点検・診断を進める上での課題についても情報交換した。
 会には、整備局から西岡寿雄道路保全企画官、板谷行順道路構造保全官、山本順也道路構造保全官ら維持管理部門の幹部が出席。5県の診断士会からは、広島県の岡田繁之副会長(橋梁調査会)、岡山県の海野達夫会長(エイト日本技術開発)、山口県の瀬原洋一会長(トキワコンサルタント)、島根県の松浦寛司会長(エイト日本技術開発)、鳥取県の鶴石健治会長(やまこう建設)ら正副会長級が参集した。
 所用で欠席した広島県の竹田宣典会長(広島工業大学)の代理であいさつに立った岡田副会長は、会長不在を詫びたのち、「第4回目となる本日の意見交換会は、前回までの内容を引き継ぎ、5県の活動報告と整備局様の情報提供ののち、双方から話題を提供する形で進めさせていただく。ぜひ活発な意見をお願いしたい」と呼びかけた。
 診断士会側の活動報告では、各県で積極展開している技術向上のための各種研修会や現場見学会、行政等への講師派遣、さらには診断士育成に向けた受験対策講座や高校への出前講座などの事業を紹介。
 続く整備局側からの情報提供では、管内橋梁・トンネルの老朽化の状況のほか、各道路管理者による点検・補修の進捗状況などを報告。再劣化に関する最新事例なども共有した。
 また、双方からの話題提供では、AI技術活用の展望、診断士資格保有による施工者サイドのインセンティブ、再劣化の要因などについても議論が及び、診断士会側がさらなる技術向上のため、この日紹介されたデータ等の開示を求めたことには、「出せるものは出していきたい」と応じた。
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