広島県コンクリート診断士会 第５２回定例会

日　時：２０２３年２月１４日（水）　１５：００～１７：００

場　所：広島工業大学広島校舎　５０１号室

参加人数：　２８名

プログラム
　15:00～15:05　開会挨拶　十河 茂幸　会長
　15:05～16:25　特別講演　
　　　　　　　　　演題： 「脱炭素に向けた取り組み」
講師： 　広島工業大学工学部建築工学科　教授　坂本英輔氏　
　16:30～17:00　賛助会員企業の技術紹介
講師： 　アイレック技建株式会社
　　　　　　　　　　



　
・新型コロナウイルス感染症の予防対策をとっての開催としました。

考察

代表　十河茂幸

中建日報

考察

十河茂幸　代表

広島県コンクリート診断士会　第５２回定例会の開催

2023年2月15日（水）15時から、広島県コンクリート診断士会の第５２回定例会が広島工業大学広島校舎で開催された。
開会に先駆け、十河茂幸会長から、コンクリートは鉄に続いて二酸化炭素の排出量が多いため、今回の特別講演は、「脱炭素に向けた取り組み」と題して、広島工業大学　工学部工学科　坂本英輔教授にお願いした。また、賛助会員のアイレック技建株式会社の竹下竜之介氏から最近の保有技術について紹介があることの説明があり、講演が開始された。
「脱炭素に向けた取り組み」では、坂本英輔教授から、カーボンニュートラルに関する2050年度に向けた世界的な動きが紹介され、その後、我が国のコンクリートに関連する業界の脱炭素に向けた取り組みが詳しく紹介された。さらに、セメントを使わないため、二酸化炭素の排出量が大幅に低減されるジオクリートについて、研究成果を映像も含めて詳細に説明がなされ、予定の時間を超える多くに質疑応答があった。
賛助会員のアイレック技建株式会社の竹下竜之介氏から技術紹介では、非破壊で地中の埋設部を探査する技術やコンクリートの配筋やかぶり厚さが調査できる技術について、レンタルのほか、調査を受けることもできると説明があり、近年のコンクリート構造物の点検の使える技術の紹介があった。
なお、次回は4月12日（水）に予定され、特別講演と、賛助会員の技術紹介を予定しているとの報告があり、閉会となった。


　十河茂幸

中建日報

広島県コンクリート診断士会　坂本氏が「ジオクリート」など解説　52回定例会開く

広島県コンクリート診断士会
　坂本氏が「ジオクリート」など解説
　52回定例会開く

　広島県コンクリート診断士会（十河茂幸会長）による第52回定例会が15日、広島市中区で開かれ、広島工業大学工学部の坂本英輔教授が特別講演「脱炭素に向けた取り組み」を披露。賛助会員企業による技術紹介もあった。
　定例会は、会員の技術向上や情報交換などを目的に２０１１年の設立以来、隔月で継続開催しているもの。会員・賛助会員ら約30人が参加した会の冒頭で十河会長（近未来コンクリート研究会）は、「コンクリートは鉄に次いで二酸化炭素の排出量が多いため、今回の特別講演は、坂本教授に脱炭素に向けた取組みについての解説をお願いした。貴重な機会を皆様の技術研鑽に役立ててほしい」と呼びかけた。
　特別講演の中で坂本教授は、２０５０年のカーボンニュートラル実現に向けた世界的な動きや日本国内のコンクリート関連業界の脱炭素に向けた取り組みを詳しく紹介。さらに、セメントを使わないため、二酸化炭素排出量を大幅に低減できるジオクリートについての研究成果を映像を用いながら詳細に説明し、参加者からは多くの質疑応答が寄せられた。
　また、賛助会員企業の技術紹介では、非開削推進・非破壊探査事業などを手掛けるアイレック技建の竹下竜之介氏が登壇。非破壊で地中埋設部を探査する技術やコンクリートの配筋及びかぶり厚さが調査できる技術などを解説し、近年のコンクリート構造物の点検に使える技術なども幅広く提案した。
　次回の定例会は４月12日に開催予定。今回同様、特別講演に加えて賛助会員の技術紹介などを企画している。