JCD2018年度第9回定時社員総会(5月28日)報告
日本コンクリート工学会がある東京都千代田区麹町の相互半蔵門ビルで5月28日11:15~13:30まで理事会、13:50~14:30総会、および14:40~17:15討論会が開催された。
総会では、2017年度事業及び収支報告、定款・細則改訂、理事・監事改選、2018年度事業及び収支計画についての議案が討議され、報告で、会員数、参加委員会、理事・監事、幹事担当が報告された。その中で、米倉は、昨年度までの技術部会副会長から会員部会会長になることが報告された。現在20地区診断士会がJCDに加入しているがまだ、未加入の地区診断士会や、これから設立を計画している地方がある。全国の会員数(学術会員+正会員+賛助会員)は1650名程度と法人会員75社である。今までの診断士試験累計合格者数は14,557名(2017年4月現在)であるので、10%強の方々がJCD会員になっている。
討論会第1部では各地区診断士会の活動報告があり、広島県コンクリート診断士会については、下に示すパワーポイントを用いて報告した。
討論会第2部では、「コンクリート診断士会のこれからを考える」と題して、コーディネーター:林会長、パネラー:小野副会長、石川理事(福井県診断士会会長)、西田(島根アドバイザー)、古川理事(石川県)、勇理事(熊本県)で行われ、会場の会員からも意見が出された。
日本コンクリート診断士会の会員は、基本的には、診断士会で会員相互の親睦を図り、ボランティア活動を通じて、コンクリートの補修・補強技術に対する意見交換するということであるとの見解が結論づけられたが、会場の会員から、ボランティア活動だけでは、収入がないので、会員になるメリットが限られ、会員があまり増えないのではないか、ビジネス活動をして収入が得られるようにすれば、との意見が出された。小野副会長からは、診断士会は診断士個人でのビジネス対応は考えていないとの意見が出された。私は後で思ったのだが、日本コンクリート診断士試験を国家試験レベルまで上げれば、弁護士会や医師会などと同様、診断士個人でコンサルタント会社を経営していけるのではと思った。すなわち個人名を冠した○○法律事務所、○○会計事務所、○○医院、等、個人経営が多い。
コンクリート診断士資格を国家試験にすべきだとの主張は日本コンクリート診断士会という組織から発していくのが最良と思っている。このことを、JCD理事にメールしたところ、賛成のメールを返して頂いた理事もおられた。
総会の詳細についてはJCDのホームページを参照して頂きたい。