プレス情報
第4回コンクリ探偵会など開催 2017年9月19日 中建日報
広島駅周辺8施設を調査し発表
広島県コンクリート診断士会(米倉亜州夫会長)による「第4回コンクリート探偵会」と「第30回定例サロン」が13日に開かれ、会員有志からなる探偵会が広島駅周辺の8施設を調査。診断結果を夕方のサロンで報告した。
探偵会は、コンクリート診断士の技術向上を目指す同会が不定期開催している調査診断イベントで、「謎解き」と称して市内の構造物を見て回り、その劣化状況や原因を明らかにするとともに、対処方法を検討する企画。
今回は過去3回すべての案内人を努めた鈴木智郎副会長(復権調査設計)は調査には同行したものの見守り役に徹し、宅和大助会員(ウベコン浜田)が探偵会の参加メンバー7人を引率し、広島駅周辺にある8施設を調査した。
また、調査結果報告が行われた夕方の定例サロンでは、会員約30人が参加し、スライドで映し出された現場写真を確認しながら探偵会メンバーが診断結果を発表し、参加者全員で公表するかたちで進行。出席者からは次々と現地の状況確認や着眼点について質問が挙がり、白熱しすぎてなかなか結論に至らない場面も見られた。
探偵会を企画した鈴木副会長は、「今回は身辺にあるコンクリート施設を中心とした診断だったが、診断士資格試験では見られないような珍問、奇問で驚いた会員もいたようだ」としつつ、「このように現地を見ながらの共同診断は大いに参考になるとの意見も多く聞かれた。今後も継続企画として続けたい」と意欲を見せていた。