プレス情報
2015年11月16日 中建日報
「橋梁補修は斯くありたし」江良氏講師に定例サロン
広島県コンクリート診断士会(米倉亜州夫会長)の2カ月に一度の定例サロン(勉強会)が11日、広島市中区で聞かれ、講師には(一社)コンクリートメンテナンス協会の江良和徳技術委員長が登場。20人の出席会員を前に、補修に取り組む技術者の心構えを説いた。
診断士会の設立以来、毎回テーマを変えて開催しているサロンも今回で21回目。この日は(一社)コンクリートメンテナンス協会の主催10月13日に聞かれた『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム~技術者たるもの、斯くありたし~』の3人の講師の中から、診断土会の会員でもある江良氏(極東興和)を招いた。
江良氏は、同フォーラムでの講演内容をべースに、診断士資格者向けに高度化した内容を披露。『与えられた条件での橋梁補修は斯くありたし』と題し、「コンクリートの補修は定量的かつ主体的に行うべき」と強調した。
ここでいう定量的とは「正しい調査診断結果に基づいた要求性能の設定、工法選定が行われているか」、主体的とは「この構造物を今後どのように維持管理していくつもりか」ということで、塩害やASRなどの各劣化症状に応じた調査・診断・設計の基本的な考え方についても解説。
終了後には恒例の懇親会も催され、親睦を深めた。