プレス情報
2014年02月17日 中建日報
定例サロン(勉強会)開く|診断書の標準化など意見交換
広島県コンクリート診断士会(米倉亜州夫会長)による定例サロンが12日、広島市中区堀川町にあるレックスホールで開かれ、講師を担当した鈴木智朗副会長や米倉会長、顧問の十河茂幸広島工業大学教授らを中心に約30人の会員が出席。現状はコンサルによって異なるとされるひび割れ診断書の標準化などについて意見交換した。
サロンは、コンクリート診断士の技術向上と会員の親睦などを目的に同会が2カ月に一度開いている「勉強会」で、今回で第13回を数える。今回からは土木学会のCPD認定プログラムとして、2ポイントを取得できるようになった。
冒頭、米倉会長は、「定例サロンでは毎回、さまざまな立場の方に貴重なお話をいただいており、今日の鈴木副会長のお話も非常に皆さんの業務の参考になると思う」と挨拶した。
サロンで鈴木副会長は、「コンクリート診断にあたっての注意事項と診断書作成事例」として、自身の豊富な現場経験をもとにした事例発表と診断報告書の作成についてのポイントを解説。発表中は自由に質問が許されていたため、活発な意見が交わされた。
また、サロンの前には同会の役員会も開催。広島工業大学などとの連携による橋ごとの「橋梁カルテ」の作成を目指すことや、診断業務の標準化について官庁と調整しながら進めていくこと、会員のさらなる増強を図ること-などの方針が確認された。