2012年09月27日 中建日報
CR構造物劣化など知識習得-広島県測協が講習会-
(社)広島県測量設計業協会(荒谷壽一会長)は25日、広島市中区の広島県立総合体育館・会議室で「コンクリート(CR)構造物の維持管理講習会」を開催した。
開催に先立ち、あいさつに立った同技術委員会の河野吉次郎委員長は「現在の社会的状況は、かつてのモノを造る時代から維持管理の時代となった。また、協会員からの強い要望もあり、今回のCRに関する講習会を企画した。受講する技術者の皆さんはこの知識を持ち帰り、会社の発展に役立ててほしい」と述べ、技術力の向上を求めた。
その後、講習に入り、広島県コンクリート診断士会から講師の米倉亜州夫会長や同副会長の鈴木智郎民(復建調査設計)、同事務局の江良和徳氏(極東興和)の3人が「CR構造物の劣化と防止法」や「CR構造物の劣化機構と調査法やCRの重大損傷事例紹介」「最近のCR補修工法」について解説。また、ハレーサルト工業会の細谷多慶氏(ランデス)が「耐久性に優れるCR二次製品」について詳しく説明した。